車、SAAB、道具

2020年2月29日 (土)

SAAB 9-3 用の オイルキャップ

 SAAB 9-3 用の GenuineSaab 製オイルキャップ。

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 アルミブロックを機械加工して仕上げた金属特有の重厚さと切削痕、微妙な曲面が良い。12年ほど前に、今は故人となったクラブのM氏を煩わせて取り寄せてもらったのだ。

 このメーカーはアルミ挽き出し工作を得意としているのだろうか、Webサイトを見るとそのようなオリジナル商品がいろいろある。オイルキャップの図柄はグリフィンと飛行機マークの2種類載っているが、製造工数を削減したのか現在のモノには文字が入っていない。

 

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 これが純正のプラスチックキャップ。指をかける部分が斜めになっているのはナゼか、考えてみよう。

 

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 こちらがアルミキャップ。回しにくいが、これよりも分厚いⅤ6用を取り付けたところを想像すると、存在が強くなりすぎてしまうから、そこは使用頻度とデザイン優先で涙を呑もう。

 欲を言えば、ヘッドブロックからあと5mm浮かせると、視覚的にも作業性の面でもよくなったと思う。

 

 商品は素材にグリフィンを線刻しただけなので、王冠に金、顔に赤、文字は紺のプラカラーを差して SAAB 感を出してみた。

 年に数回ではあるが、ボンネットを開けオイルキャップを目にするたびにM氏を思い出す。

 氏「 9-3 のライトスイッチ、c900 と点灯方向が逆だよね」

 私「 ISO かね?」

 

 

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2020年2月15日 (土)

SAAB 99 の 揃い踏み

02版 2020.4.12 C900 turbo 画像追加

 昨年11月に開催された 23th SAAB DAY で、発売当時からわが国で実働する貴重な SAAB 99 が3台そろった。

 大変珍しいことなので SAAB 贔屓、中でも SAAB 99 を特段に愛する1人として記しておく。

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 まず写真左、シルバーミンクグレイ色は、1971年製 99 4Dr 1.7リッター トライアンフ社製エンジンを搭載した 99 初期の貴重なモデルである。サーブミュージアムにこれと同型同色が展示してある。2Drが多い中、4Drのオリジナルを保った世界的にもまれな1台だ。このヨーロッパ仕様の来歴は、過去の当ブログに何度か記載している。また、数年前にはモータージャーナリストの小川フミオ氏もブログで紹介している。

 

 中央は、1973年製 99L 4Dr 2リッターキャブレター仕様。その4-5年まえに SAAB と合併した SCANIA の技術陣が協力したのであろうか、上記のトライアンフ製を手本に作り上げた SAAB 自社製エンジンを積んだ最初のモデルである。西武自動車販売が扱ったもので、 99 の歴史から見ると貴重な1台で、オリジナルの内装は非常に良い状態にある。ボディーは2色に塗り分けているが、製造銘板の色番号から判断すると元は単色の赤(トーリアドールレッド)のようだ。 900 turbo  の1983年ポスターに2トーン塗装があるので、その頃に塗り分けたと考える。

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               1983年 SAAB 900 turbo 

 

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 西武自動車販売(株)1975年の雑誌広告、矩形ライトがヨーロッパ仕様。

 

 右端は、1978年製の 99GLE 5Dr コンビクーペ 米国では「ワゴンバック」と呼称したようだ。インジェクション仕様で、色はメタリックのカーディナルレッド。カーディナルは絵具色にもある一般的な名称だが、塗装色の命名にも自動車メーカーのセンスが如実に現れるので、担当は頭を悩ますところだろう。 5Dr の Cピラーに小さな窓を作り、これを SAAB は「オペラウインドウ」と呼んだ。状態の良いこの個体も西武自動車販売の正規輸入車。

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 窓越しにヘッドレスト一体型の座席が見える。一瞬、カタパルトチェアにダブったのはクレイジーゆえの幻覚か。

 この車もオリジナル度が高い。オーナーの趣味で標準の鉄製ホイールから当時の純正品「シルバースター」(中央カバーは外してあるが)に履き替えていることと、ハンドルをナルディに替えたくらいだ。「インカ」や「サッカーボール」といった人気のアルミホイールではなく「シルバースター」を選んだあたりに、控えめなオーナーの人柄とこだわりが伝わってくる。同時代のモノなので、ボディとホイールのバランスが整っている。美しい。

 屋根から後端へ流れるシルエットは、SAAB 史上最高傑作(個人の感想)の C900 Turbo 16S Aero に引き継がれた。実に美しい。

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 99 の魅力の一つとしてボンネットの造形を上げることができる。タイヤハウスをイメージしたふくらみから一旦低くなり、中央部にかけて徐々に盛り上がる。その後ろからエアデフレクター( たった5センチの幅だが、上面がわずかに反りあがり整流効果を上げていることから、 SAAB はエアインテークとは言わない)へ向かって、空気の流れを誘い込むようにほぼ平滑にデザインしている。強度と空力を作りこんだ何とも言えない曲線美だ。昨年9月に亡くなった曲線の魔術師ルイジ・コラーニはこれをどう見たのだろう。

 99がサイドインパクトバーを73年モデルから世界に先駆けて組み込んだことは、あまり知られていない。馬力や0-4加速など諸元表の数値で優劣を語っていたわが国で、サイドインパクトバーが話題に上がり始めたのは、それから10数年ほど後のことと記憶している。

 

 世界を見ても 、SAAB 99 は 96 シリーズと比較して残存数が極めて少ないから、この3台がオーナーの努力で末永く乗り続けられることを願いたい。

 

 

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2019年7月 6日 (土)

ホーロー製の スプーンとバット

 引き続き琺瑯製品。

 

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 上は、新潟県燕市で琺瑯製品を長く作ってきた「ツバメ印」のコーヒーメジャースプーン 。約10g計れる。

 コーヒー通はしっかり計量して豆を挽いて抽出するようだが、当方は豆を電動ミルへ適当に入れ、その時の体調で量を加減するから、残念だがこのスプーンの出番はない。ただ、日本の琺瑯製品とツバメのワンポイントに魅かれて購入したのだ。

 

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 これは琺瑯びきのバット。 自分で写真を現像・定着した人にはおなじみの物。 当然ながらこの手の製品の多くはブランド表示がない。

 写真のバットは、勤務先で処分するというので、 SAAB 99 の機関部からにじみ出る油の受け皿として貰ってきたモノ。 

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 SAAB 99 を手放した今では工作台の下で埃をかぶっていて、せいぜい雨の日に玄関脇に置いて傘のしずくを受けるくらいしか出番がない。

 

     

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2019年3月22日 (金)

クラブ誌『SAAB WAY』の 終刊

 サーブオーナーズクラブオブジャパン(SOCJ)のクラブ誌『SAAB WAY』は、Vol.70を最後にその役目を終え、毎月発行の『SOCJ NEWS』も同時に終了した。
 今後は紙媒体に代わってホームページ上での情報交換となるが、昭和生まれの私にとって、手に伝わる重みと紙質とインクのにおいを感じる冊子、書籍が減ってゆくことに寂しさを覚える。

 

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 昨年はあるログハウスメーカーのPR誌も打ち切りになった。制作・郵送料の事情のほかに、受け取り側の住宅事情も大きいと思う。書籍や月刊誌などを並べておく場所の問題である。
 かつては書架をしつらえ分厚い百科事典などを並べた家を多く見かけたが、今や古書店でも作家の全集物や百科事典は人気がなく引き取らない。


 登山関係の雑誌社が企画する魅力的な登山計画へ参加するには、その月刊雑誌を年間予約購読して会員登録してからになる。15年ほど前の話だがある登山計画にビジター参加した若い人から、会員資格は欲しいが本誌はいらないと言われたことがあった。理由は保管場所の問題だったと記憶している。
 先輩方も直近の10年分くらいしか蔵書せず、どんどん処分していたという。私のように50年分も残している者は少ないようだ。


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 あるログハウスメーカーのPR誌  


 SOCJは1982年に結成したが、西武自動車販売店に集まっての談話が主体だった。1992年になって、クラブ員のサーブに対する思いを『10周年記念特別号』にまとめたことが、今日まで続いた会報誌の始まりになった。
     
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 その翌年1993年に会報第1号Vol.1を発行。
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 私がSOCJに入会した1994年にVol.4が作られ、1996年のVol.5から年3冊発行されるようになった。
 当初は原稿を数名がかりでリソグラフ印刷・製本・発送という作業が、パソコンが普及するにつれ集まった原稿を、一人でDTP作成してデータを印刷会社へ送るようになる。アドビイラストレイターのような画像処理ソフトを持っている編集担当個人の、作業負担が大きくもなった。

 

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 一時期、クラブ誌編集に携わってきたので、小さなクラブの会報ではあるが散逸してはもったいないので、冊数がまとまった時点で合本にしていた。
 昨日、製本屋さんへ依頼していた最後の会報が、合本『SAAB WAY  Ⅳ   Vol.51-Vol.70』となって届いた。
SOCJ 1982年から2018年まで37年間の歴史が、この合本4冊に残っている。将来、クラブメンバーのどなたかに引き継がれるかもしれない。
 
 2019年からはサーブオーナーズクラブオブジャパンのHPで、イベント告知と参加受付をすることになった。

 

 

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2018年12月24日 (月)

SAABの 琺瑯製看板

 SAABのロゴが描かれた琺瑯製の、小さな看板が届いた。

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 琺瑯製の看板は、プラスチック板への印刷よりも趣があって好ましい。

 以前、SAAB 飛行機マークの琺瑯看板がオークションに出たことがあった。
 入札したが予想価格よりずっと値が上がったことと、飛行機マークのついた SAAB 99 を手放した直後でもあり深追いしなかった。
 
 門扉への取り付け場所と固定方法は思案中なので、しばらく机の上に置いて眺めることになる。

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2018年3月 4日 (日)

2018 ヒストリックカー仙台の 案内が届いた

 2018 Historic & Classic Car Meeting in SENDAI の案内状が届いた。
 昨年名簿から削除をお願いしたのだが、事務局変更の折復活してしまったかもしれない。
 
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 このイベントに初めて参加したのは、2010年と記憶している。
 
 金曜日の夜東京を出発するときは雪の予報ではあったが、東北道を北上するにしたがって予報は現実となり、白河サービスエリアへ到着するとその先は通行止めとなった。
 
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     あづまみちのく 白河の関
 
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     友よ 夜明けは近い
 
 
 通行止めが解除されたのは、あくる日の陽が高く昇ってからのことだった。
 
 法定速度上限で休みなく走ったが、会場の勾当台には役員の方数名を残し、参加車両は今宵の宿秋保温泉へ出発した後だった。
 
 秋保温泉での懇親会は、仙台某所の杉林に人知れず苔むす我が家累代の墓地を知る人や、仙台藩士の末裔氏、登山を趣味とする同好の士らあやしくおもしろき人多かりけりだった。
 
 翌2011年のイベントも楽しみにしていたが、そのひと月前になる3月11日未曾有の東日本大震災が発生したことは記憶に鮮明である。
 
 
 この SAAB 99 は、2年前に手元を離れた。
 
 
 
 

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2018年1月 1日 (月)

SAAB 9-3と 南天

 平成戊戌 
 
 新春を寿ぎ
 SAAB 9-3 、南天。
 
 
Saab93





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2017年12月 1日 (金)

SAAB の 作業用手袋 『僕のみつけたもの』

 主に SAAB 99 の作業用に、20年ほど使ってきた手袋の指先に穴が開いた。
 
 
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    しまっておいた本棚の中でも革は時を刻んで退色した
 
 この手袋は、五木寛之『僕のみつけたもの』(集英社 1988 )というエッセイ集で紹介されたモノによく似たデザインだったので、氏を真似て2双買っておいた。
 
 
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 文中の品はドイツ製だが、こちらはタグもなければメーカーにたどり着く糸口もない。しかし、使ってみた品質はピカ一だ。
 
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 それにしても酷似した布地の模様と革の当て方、手袋の質感や使い心地も五木氏の表現しているとおりなので、ひょっとして同じメーカーだろうか。
 
 
 さて、 SAAB n 9-3 一台体制になった今では新しい手袋が活躍する場面はいたって狭く、ボンネットを開けたところで手が入らない、下へもぐろうとしても車体が低くて体が入らない。 
 せいぜい夏冬タイヤの交換くらいだ。
 
 
 
※『僕のみつけたもの』は、 SAAB ファンなら読んでおきたい一冊。文庫版もある。
 SAAB について「スウェーデンの宝石箱」「なぜか大人のSAAB」の二編が収めてある。
 このエッセイが雑誌『LEE』に掲載された1984~1988年は、 SAAB C900 の人気が高まったころである。
 
 
 

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2017年11月20日 (月)

スウェーデンカラーの スコップ?シャベル?

2017.11.21 02 加筆
 
 砕石を買いに行った隣町の外構工事部材の店に、このスコップが底の浅い段ボール箱に10本くらい入っていた。
 色が青と黄色だったから本能的に目にとまったのだ。
 
 205円という値段を見て古い在庫かと思ったが、バーコードが付いているのでそれほど昔の商品ではなさそうだ。
 
 家で使っているのは先端が錆びてなくなった黄色だから、迷わず青色を手に取った。
 
S
 
 ヘビーデューティーな総金属なので、手にズシリと信頼感が伝わってくる。
 
 こういう店は量販店やホームセンターとは違った銘柄の、良い品物が適正な価格で置いてあって、棚を眺めるだけで楽しい。
 そして、古い在庫の思わぬ掘り出し物を見つけることがある。実際、探していた真鍮製南京錠が格安で手に入った。
 
 この店の従業員氏曰く。雨水桝の砕石を買いに来る客は相当なこだわり者だと思ったら、案の定イギリス、スウェーデンの各 SAAB クラブのステッカーを貼ったマニアックな車に乗っているではないか、とのことから SAAB の話題が広がった。
 
 
 余談だが、この店には『陸王』(「こはぜ屋」のシューズ名ではありませんぞ )の750cc エンジンが置いてある。
 
 
 
 TBS テレビ で毎週日曜日よる9時から放映している池井戸潤原作のドラマ『陸王』をご覧になると分かります。
 あるいは、原作『陸王』(集英社)を読んでも分かります。
 ネット検索なら、ドラマもオートバイもすぐ分かります。
 
 
 
 

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2017年9月21日 (木)

1年後の SAAB 99

2017.10.01 02 加筆

 
 先日(9月17日-18日)、第21回目の SAABDAY が開催された。
 台風18号の上陸と重なり、Vintage SAAB は Early 99 1台のみと寂しかった。
 それだけに、この個体の状態の良さが証明された。
 
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 この Early 99 は、いわゆる断捨離として昨年8月に中部地区の仲間へ譲ったので、1年ぶりの再会だ。
 
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 その間に、シートを張替え、ボディも再塗装して見違えるようになり、大切に扱われていることが分ったので、送り出した当方もうれしい限りである。
 
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 消耗部品は20年分くらいと、今では入手困難なバンパー、グリル、ライト、ミラーなどなどのN.O.S.品多数を載せていったので、これからも軽快な排気音が期待できる。
 
 
 
 

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