山、SAAB、車

2019年2月 5日 (火)

購入品の タグ

 商品のタグを処分しようと、箱から出してみた。

 1980年代以降の山用品のタグは、ほぼ残していたのだ。


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 眺めていたら、処分はもう少し先でもよいかと思い直し、籠へもどした。
 籠の中の赤いタグは未脱脂ウールグローブのもので、定価は 4300円がついていた。
 それを値下げして 2150円 → ええいっ 980円 → 持ってけドロボー特価300円となったところで購入したのだ。
 いかに原価が低いか想像できる。
 以前は、こういうお買い得品がちょくちょくあった。

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 近ごろ1970年代以前に使われていた飛行機マークの印刷された SAAB 部品の空き袋が、外国のネットオークションに出ているのを見かける。
 数年前、 SAAB 99 と一緒に新オーナーへ渡した部品は、紙袋・ビニール袋も含めて値打ちがあったのかな。

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2016年7月 4日 (月)

山で出会った車

2016/7/6  02版 加筆修正
 
 近頃のように、林道の奥の奥までマイカーや、マイクロバス、チャーターバスなどで入らなかったころ。深い山へ入る場合は、公共交通機関のバス停から歩くか、民間のトラックの荷台に乗せてもらって登山口まで運んでもらいました。
 荷台の端の人はつかまりどころがあるのですが、真ん中の人は横の人にすがるしかなく、荒れた林道はトラックを跳ね上げるので、ザックも自分も放り出されないよう大変でした。そんな光景は昭和の終わりころまで残っていました。
 昔語りになりましたが、登山案内書にも書かれていますから戦後から続く暗黙の営業だったのでしょう。崖下へ転落する死亡事故や、規制の強化、またマイカーやバスでの登山が一般化したこともあってトラックの運行はなくなりました。そして、荷台に乗り合わせた、初対面の同好の士と会話する機会も減りました。
 
 
 さて、山を歩いていると、何らかの事情で山中に放置された車を見かけることがあります。
その放置された車、あるいは山で働く車を拾ってみました。
 
 
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 ダイハツの三輪車。いい具合に全身サビをまとっていますが、驚くことに穴あきがありません。塗料はさておき、吟味した鋼板を使っています。
 JR篠ノ井線 明科駅から北へ入った里山の中腹に残置されてました。ウインドウガラスが割れている以外は、計器、アマル式キャブレター、アポロ方向指示器も残っています。
 時代は昭和20年代後半から30年代頃。働き盛りの農夫がまたがり、バーハンドルを操作しながら小回りを利かせ、山間の農地を毎日往復していたのでしょう。ドットドドッと力強い排気音が想像できます。
 
 
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 筑波山付近の里山へ登った時に遭遇したビートル。フロントガラスに段ボールが挟んであるので近寄ってみると、マジックで「除草作業中」と書いてあった。
 なるほど、注意書きがないと放置車両と勘違いされて、大変なことになってしまうのだろう。いや、いっぺんそういう事態が出来したのかと思う。
 汚し塗装ではなく本当の錆です。車は道具。必要最低限の手入れだけで良い、という使い方。あっぱれ。
 
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 ランドローバー・ピックアップ 好きです。詳しくわかりませんが、グリルの形状から初期の部類と推察します。2010年の夏に、スイスのミューレンからグリースアルプへ歩いている途中で見かけた車です。
 右のフェンダーも同じ場所がへこんでいましたが、塗装は塗り替えていませんでした。後部荷台には平たい石がたくさん放り込まれていて、トレッキングコースなどの修復に運ぶのか、それとも私の背後のヒュッテ?の外構でも直すために運んできたものか。いずれにしても程度の良い状態で、しかも普段の役務に使っているとは、オーナーに脱帽です。スペアタイヤも正しく装備して有事に備えています。
 
 
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 ご存じ、いすゞTWです。六輪駆動です。鎖を見てください力強いです。林業の頼もしい担い手です。
 
 TWを教えてくれたのは、岩手・七時雨山荘のご主人です。
 山荘から外を眺めていると、伐採した木を山のように積んだトラックが止っていたので、なんという車か尋ねたら「テーダブ、TW だよ」と。
 それからです、大型連休にはこのTWの写真を撮るため、北上山地をぐるぐる走り回ることになりました。所詮、家族サービスと称しての連休中の行動ですから、たかが知れています。
 
 TWは、いすゞの他に日野、日産も作っておりました。が、好きなのは「いすゞ」です。二番手に「日野」を上げます。なぜ「いすゞ」かというと、ボンネットのひらがな文字の「いすゞ」バッチが七宝調仕上げで重厚だったから。文字を囲む波模様は、五十鈴川のさざ波を図案化したのでしょう、秀逸です。
 
 ひらがなの余談です。場所は失念しましたが南アルプスの山中で、赤エフに「かもしか」と流麗な筆遣いのかな文字が目に留まりました。藪山専門の伝統ある山岳会名です。美しい文字から、登山哲学、忍びのような行動原理を感じました。
 
 日野はボンネットグリルが丸みを帯びてチャーミングです。でも、3-4年で遭遇したのはわずか3台。この地域ではいすゞに比べ、圧倒的に生息数が少なかったので細かく観察できませんでした。
 
 上の写真は2014年の秋、20年ぶりに久慈・平庭方面を走った時に出会ったTWです。昭和のいすゞが、今でも活躍しているのを見てうれしくなりました。この会社は6台くらい所有しておりその雄姿は圧巻です。
 写真のような南星のクレーン装備は一般的ですが、20年前には荷台の後部に三本爪のアームを搭載し、木材を自力で荷台へ積み込むガンダム級のTWも活躍していました。
 
 
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 この個体は1990年代に、北上山地で見つけた「いすゞ」です。
 
 ウインチは、たくさんの巨木を切り出すための、索道架設に使ったものでしょうか。
 大きなウインチを荷台に据えたTWは役目を終え、もう勇壮な音を響かせることはありません。
 静かにツタの絡まるに身を任せています。
 
 虎は死して・・・。
 
 
 つい話が長くなってしまいました。
 
 
 
 
 

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