山、道具

2019年9月18日 (水)

マルキルの フュエル・コンテナ

 マルキルの 0.75 リットル入りフュエル・コンテナ(フュエル・ボトル)である。他に0.5リットルも売っていた。

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 購入の動機は、真っ赤なボディに白文字で印刷された細かなドイツ的注意書き?、GS安全マークとTÜVの認証マーク、そしてメカニカルな注油口に魅かれたのだ。

 ポリタンク時代には水と間違える事故があったものだが、ここまで色や注油口の違い、印刷文字があれば水と間違える御仁もおるまい。

 

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 ボトルを傾けてスプリングの上を押すとボトル内の弁が開き、写真では分かりにくいがその筒の左側の横向きの小さい穴からガソリンが出てくる仕掛けになっている。

 スプリングを押さない限り、横倒しになってもガソリンは漏れないGS認定の安全な仕組みだ。

 

 これを買った頃は、すでにホエーブス625にしてもオプチマス8Rにしても、タンクへ満たした分量で十分間に合う程度の山にしか行かなくなっていたし、主に軽量簡便なガスコンロを持ち歩くようになっていた。

 そんな状況なので予備タンクは無用だったが、先に述べたデザインとメカの他に、放出価格だったことが購入に踏み切った大きな理由である。

 

 JR各社は、2016年に可燃性液体の車内持ち込みを禁止した。

 

 

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2019年9月 1日 (日)

マルキルの バイク用水筒

 マルキルの最終型水筒とバイク用ストロータイプ水筒。

 1980年代後半だったか、マルキルは秀逸な8面体デザインを捨て円筒形へモデルチェンジした。それがあって自転車用品への展開だろうが、時代の流れかブランドは消えていった。内情は伝わってこないが、マルキル社にいろいろあったようだ。

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       赤い塗装の最終型0.75l と バイク用 0.6l

 水筒の容量が0.75リットル、0.6リットルと半端な数字に思えるが、これはシャンパンやワインの容器に関係があるらしい。標準的なワインボトルが0.75リットルなので、それを詰め替える水筒の容量も0.75リットルになったようだ。グラス1杯分少ないのが0.6リットルとのこと。

 

 MTBからクロスバイクに乗り換えた頃、ホルダーとセットになったこの水筒を山道具屋のバーゲン品の山から救出した。 

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 樹脂製の水筒ホルダーをダウンチューブへ固定。

 

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 C字型の腕で水筒の凹部分をカチッとホールドすると、これだけでも落ちる心配はない。さらにゴムベルトで留めるので、微塵のゆるみもなく安心感大。それゆえ走行中の操作には訓練が必要で、ツールドフランスに参戦しているわけでもないから、道路脇へ停めて取り扱うことになる。

 

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 メイド イン ジャーマニ。タイガー戦車のデザインをほうふつさせる直線使いの剛健なシルエット。 

 取り付けてから20年位になるが、普段から紫外線に気を使っているのでゴムベルトや樹脂の劣化は少ない。

 

 友人は泊り山行の時、ザックからおもむろにドイツワインを出すことが多かった。コルク栓を抜く儀式を楽しみたくて、重たい瓶のまま担ぎ上げていたのだろう。

 

 

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2019年8月14日 (水)

マルキルと グラン テトラ

 かつて山用水筒で人気を2分した、アルミ水筒界の竜虎。マルキルとグラン テトラ。

 ドイツ工業製品のマルキルは、強度と持ちやすさの8面体とアルミニュウムの素材光沢を特徴にした製品。それに対してグラン テトラは赤・黄・青・アルミとカラフルな表面塗装を施して芸術の国フランスをアッピールし、形もやわらかな角形と丸形をラインナップした。どちらも、ワイン産地ならではの、葡萄酒の質を変えない内側処理に工夫を凝らした。

 後年(1990年代?)グラン テトラは中央部をくぼませた形にモデルチェンジし、マルキルは円筒形+表面塗装に形を変えて市場に問うたが、ペットボトル入り飲料の台頭にその座を奪われていった。

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     1981年(昭和56年)のICI 石井スポーツのカタログから

 

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 そんな中で私が選んだグラン テトラは、黄色の角形。

 えっ、丸形じゃないかって?

 夏山のアプローチで冷たい水を飲むためには、凍らせて持って行ったものだ。ザックの中のトマトやキュウリが冷えて一石二鳥だった。

 理科で習ったとおり、凍らすと体積が増えて角形が丸く膨らんでしまう。で、普段は水を冷やすのに使っていたから、冷蔵庫の扉に入るように何度も修正を繰り返して凸凹になり、出し入れの時に扉の金属枠とこすれて傷だらけになったのだ。

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 右のグラン テトラは当初の原型を保っている。

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 塗装が剥げているのに紙のシールが残ってる フ・シ・ギ。

 はがして保存していたシールを再び貼ったのか・・・たぶんそんなことをしたのかもしれない。

 

 

 

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2019年8月 9日 (金)

マルキルと ビール缶

 前回のブログで触れたヨーロッパのビール缶。

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 底に商品表示ラベルが残っていて、輸入業者名(廣島)・原産国(ドイツ)・商品名(エンケルアルミプライヤー缶)・賞味期限(98 05 31)と印刷してあった。当時、図柄違いで数種類買ったが、リンドバーグのこれだけ残して処分してしまった。

 使い切りの500mlビール缶に、こんなに手間をかけた口栓をつけてよく採算がとれるものと思う。

 口栓はマルキルと同じサイズである。

 

 横になっている金色の水筒もマルキル。

 

 

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2019年8月 4日 (日)

マルキルの アルミとポリの水筒

 約1リットル容量のマルキル社製アルミニュウム水筒。持ちやすい8面体デザインと金属光沢がいい。内側はアルマイト加工のような特殊な処理法をうたっていた。

 一方の雄、フランスのグランテトラは内部処理を「エナメルグラステック」といったかな。

 

 友人は1.5リットルの、でかいマルキルを使っていた。

 光沢を見ていただけばお判りのように、現役である。パッキンも交換している。

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    ピンホールはアラルダイトで塞いだ  右上は、マルキル社の「ストーミー」  

 

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 口栓はヨーロッパの標準規格(単一メーカ?)なのか、ビールのアルミ容器やオリーブオイルのガラス容器など本体の形は違えども口栓は同じものが使われている。私は6-7年前に、オリーブオイル専門店でリペアパッキンを購入した。

 その点グランテトラのパッキンは自作するしかないが、周辺にひび割れがあったとしても、内圧が高くならない限り意外と漏れないものだ。

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 金具(針金)につけた紐は、このように巻き付けて使う。ザックの中で金具が引っかかって、不用意に中身がこぼれ出るのを防いでいるのだ。すっぽり入る袋があれば、温度管理の面からも良いだろう。女性会員の多くはキルト地で作っていた。

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 マルキルのポリエチレン製水筒。購入後数十年、いまだにこれを持っている人と遭遇していない。

 本来は首の赤いリングと一体の板状の腕が、キャップにつながってキャップが紛失しない構造だ。しかし、赤いリングの動きが渋く、どうしても付け根部分に力がかかってしまい写真のように折損する。日本だと初回品質確認時に改善指摘が入り、設計変更するところだ。

 商品価値がないということで、当時100円前後で購入したと記憶している。『遊歩大全』のコリン・フレッチャーはポリ容器の水筒を重量と耐衝撃性の面から推しているが、ポリ容器の弱点である「臭い」に私は勝てない。 

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     マルキル社のマークと、製造国表示 メイド イン ジャーマニ

 

 「マルキル・ストーミー」はいずれ紹介しよう。

 

 

 

 

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2019年6月28日 (金)

ホーロー製の マグカップ

 琺瑯製のマグカップ。琺瑯びきといったほうが良いのかな。

 山登りを始めた頃、ホーロー引きのコップを使っている先輩が数人がいて、それをまねて購入したと記憶している。

 先輩方のはこれより一回り小さいものだが、大は小を兼ねるの考えで大きいほうを買った。昼には粉末スープをこれに溶かし込んですすったし、雪渓の雪をすくって粉末ミルクを混ぜて食べたりもした。

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 琺瑯製品は製造に手間がかかるので少なくなったが、新潟県燕市のメーカー「ツバメ印」が頑張っているようだ。

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 2年位前にスターバックスで限定品の琺瑯製マグカップを見かけたが、一週間後には陳列棚から消えていた。色と形を思い出すと、ひょっとして「ツバメ印」へ製造委託したものかも。

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 丁寧に扱ったつもりでもやはり山の中、岩角にぶつけて何ケ所かホーローが剥がれてしまった。

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 その後、山仲間から益子焼のぐい飲み?湯呑?をプレゼントされたので、ホーローのマグカップの代わりに柳行李にこれをいれて歩くことになった。

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        梅雨時 水量の増えた越後の沢にて一服

 

 数年前には骨董好きの F 先輩から印判手のチョクをいただいたので、柳行李には単独行であっても益子とチョクの二つを入れている。

 このチョクは明治中期を下らないと見るがいかがだろう。印判のずれが大きくて製品としての評価は損なうが、これを市場に出した時代背景と捨てずに伝えてきた先人達のもったいない精神を買う。

       益子 143g   印判 124g   琺瑯 155g 

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 今年94歳になる M 先輩が、昔々の会報のコラムに記した「コップの話」を思い出した。

 戦前は、ポケットが3つ付いたリュックの真ん中にアルミのコップをつけたスタイルが典型的なハイカーで、山ヤは初心者やハイカーを揶揄して「コップさん」と呼び、「コップさんが通るから道を開けてやって」と言ったそうだ。

 

 私が小学校低学年の頃もリュックにアルミのコップをぶら下げ、肩から斜めに水筒を下げた格好で遠足に行った。

 このスタイルは陸軍の兵隊さんだな。兵隊さんの位で言うと三等兵だな。

 

 

  

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2019年5月 2日 (木)

シェラカップと のようなもの

 シェラカップと、三菱自動車主催のスターキャンプ記念品。

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 「SIERRA CLUB © 」のエンボスがあるオリジナルのシェラカップ。

 ずいぶん昔になるが、友人たちとシェラネバダ山脈の山を登りに行った時に、UCLAの購買部で購入したもの。友人は土産として、これを5-6個買っていた。これぞステンレスといったマットな質感がいい。

 

 

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 「1994 STAR CAMP GROUNDS 」のエンボスがある方は参加記念にもらったもので、会場は磐梯山麓のスキー場。素材はこちらも18-8のステンレスだが、少し板厚が薄手で光沢もある。三菱パジェロの販売に勢いがあった時代だったと記憶している。

 この時もキャンプ道具は、イリジウムブルーの SAAB900i16op の屋根に取り付けたスーリー製キャリアに積んで参加した。

 

 

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 二つを重ね合わせると取っ手の長さに違いがあって、記念品のほうが少し長めに作られている。

 

 「SIERRA CLUB © 」は 山へ2-3回持って行ったことはあるが、私の山歩きには似合わない道具ということが分かった。

 直接火にかけられるが、湯を沸かすには小さすぎる。山行中に湯が必要になる場合には、小さなコッヘルを持つので出番がない。熱い物を飲むには縁が熱くなって飲みにくい。熱い飲み物が必要な山行には、アラジンを持ってゆくのでその蓋兼用のカップを使うから、出番がない。 雑誌ではシェラカップを使った料理などが紹介されているが、めんどくさがりの私には向いていない。

 今、2つのシェラカップは筆洗として活用している。

 

 

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2019年4月19日 (金)

プリムスとナショナルの 圧電式

 圧電式点火具というのか、ガスストーブ用着火用具。

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     4方向に楕円の穴を開け、点火効率を上げている

 青色の方は東京ガスから貰ったもの。白い引き金をいっぱいまで引くと10回くらい放電し、放すと同じ回数放電する。引いても放してもチリチリチリと放電するから、必ずガスに着火する優れモノだ。流石はナショナル製。

 

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       白い碍子の中央に出ている端子と、外側のアルミケース間で放電する

 一方のアルミ板をプレス加工したピストル型の点火器具は、名門 PRIMUS 。赤い引き金を握るとバチっと大きな音がして先端ノズルで1回放電する。ピストル内部で圧電素子を叩いた時に発生する衝撃の大きさの割に、放電しないことも多く不愉快である。着火するまでバチッ、バチッと何度も引き金を引くことになるから道具としては30点。

 ナショナル製をオートマチック拳銃と例えるならば、プリムスのこれは単筒かな。大きさを気にしなければ信頼性で上回るナショナル製が良い。

 ただし、これらの点火器具はガスへ点火する単一目的であるから、必ずライターとマッチは携帯している。

 

 

 

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2019年4月11日 (木)

非常食の カチ栗

 ザックの入れ替え整理をしていると、ぽろっと転がり出てきたカチ栗一つ。

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 むかし、山行中の不手際があった時のために、幾つかザックの底に放り込んでおいた一つが残っていたのだ。その頃、ピンチミルクと言って、コンデンスミルクの小さい缶詰を忍ばせる仲間もいた。

 カチ栗は、ゆでた栗を天日で数日乾かして水分を飛ばしているので、ザックの底に入れっぱなしていてもカビが付きにくい。その反面、硬くてかみ砕くには生易しくない。それが唾液を十分に呼び出すから、非常のときの空腹を一時しのげることになる。

 カチ栗以外では、鰹節の一片を入れておいた時期もあった。過去に何度かビバークを経験したが、幸いにもカチ栗や鰹節の世話にならずに済んだ。

 

 

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2019年3月26日 (火)

登山用ガスカートリッジを 使い切る

 登山用ガスカートリッジのガス残量が少なくなった場合、日帰り登山でもカートリッジを予備に持っのは重量と嵩の関係があって、新しいものを持ってゆくことが多い。したがって、中途半端にガスの残ったカートリッジが増えてしまう。
 そこで、残量の少ないガスカートリッジの使い切り方法として、パーコレーターで淹れたコーヒーを楽しむことにしている。

 

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 ヘッドは PSS 型 ユニバーサルトレーディング社製
 微細な火力調整ができるのはいいが、昼間は炎が見えないので注意が必要である。

 

 

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