« 平成最後の終戦記念日 | トップページ | 籐椅子の 張替え修理 »

2018年9月 9日 (日)

南支派遣軍の 写真集

 南支派遣軍の報道写真集。


S
             奥付は、昭和15年3月20日発行 非売品 とある 
                   余白には万年筆で、在広東のメモ 
 
 小学生の頃、この写真集を繰り返し見た。そのころから比べると、虫干しもせず暗い本棚に仕舞いっぱなしだったので、かがり糸が切れたりして状態が悪くなってしまったのは致し方ないところだ。
 表紙のクロスに、箔押しで南支派遣軍。文様は中国に多いレンガのフランス積みをイメージしたと思われる。
 
S_2

 2007年2月ころと記憶しているが、日本カメラ博物館で企画展『名取洋之助と日本工房』があって、この図録を購入した。

S2

S_3

 企画展で初めて『南支派遣軍』写真集が、名取洋之助達の国際報道工藝社の制作と知った。
 国際報道工藝社の前身は、昭和8年設立に名取洋之助が設立した日本工芸でグラフ誌『NIPPON』を海外向けに発行した。

S_8           雑誌で『NIPPON』や『FRONT』の紹介があると切り抜いた

 昭和9年創刊の『NIPPON』が今でも時折取り上げられるのは、グラフィックデザインの斬新さが現在でも通用するからだろう。


 『NIPPON』の紙面に魅かれるのは、小学生の頃見た『南支派遣軍』写真集の影響が大きく、余白の使い方を参考に某雑誌の紙面のレイアウトをしていたが、上部の人には不評であった。
 
S_6
        中央が名取洋之助著『写真の読み方』(岩波新書)
 

 『写真の読み方』から、編集者のキャプション次第で右寄りにも左寄りにもなると教わった。



 付録なのか、写真集にはさんであった『広州市馬路全図』。

S_7
           昭和14、5年当時の広州市の街並み


 8月15日の当ブログで取り上げた『支那事変 戦跡の栞』の裏表紙に、父親は昭和十四年五月のメモを残している。そしてこの昭和十五年三月発行の『南支派遣軍』に、在広東と記している。従って、昭和十四年五月から昭和十五年までは広東に駐留していたと思われる。



|

« 平成最後の終戦記念日 | トップページ | 籐椅子の 張替え修理 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 南支派遣軍の 写真集:

« 平成最後の終戦記念日 | トップページ | 籐椅子の 張替え修理 »