« ロンジンの 航空時計 | トップページ | 吉田博の 生誕140年展 »

2017年8月15日 (火)

ロンジンの 腕時計

 この時計は、商業ビル1階の小さな時計屋のショーケースに陳列してあった。
 一目見て、白い文字盤に長体のローマ数字、細い針、薄いケース、この簡素さがアイビースタイルに合っている、と思った。
 
 上の階にいつも立ち寄る本屋があったので、時々ショーケースを覗いた。そのたびに今日も売れていなかった、という不思議な安堵感が生まれてきた。
 始めて見た時から 2、3年たったころに悩ましい思いを解決した。1970年代なかばだったと記憶している。
 
 竹斑という上質なワニ革をベルトに使っていることや、ロンジンという会社について時計屋の親父さんから説明されたことを覚えている。
 傷んでしまったベルトは二度取り換えたが、尾錠はオリジナルを使っている。
 
S_2
            薄さ 6.3mm  引き算の美
 
 
 薄さを競っていたあの頃が機械式時計のピークで、やがて時代はクオーツ式になってロンジンの凋落も始まった。
 
 商業ビルも時計屋さんも、今はない。
 
 
 
 あるクラシックカーフェスティバルの会場で、その時計は〇〇かと聞かれて驚いた。生憎メーカーは違っていたが、歩いている人の腕時計を見極める趣味人がいたことがうれしかった。
 
 
 
 
 

|

« ロンジンの 航空時計 | トップページ | 吉田博の 生誕140年展 »

車、SAAB、飛行機」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ロンジンの 腕時計:

« ロンジンの 航空時計 | トップページ | 吉田博の 生誕140年展 »