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2017年8月19日 (土)

吉田博の 生誕140年展

2017.10.01 02 加筆

 
 吉田博展が損保ジャパン日本興亜美術館(東京・新宿)で、 8月27日(日)まで開かれている。
 
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       「生誕140年 吉田博展」図録 、 ポスター
 
 
 
 山登りを始めて数年たった1976年、銀座6丁目のリッカー美術館で「生誕百年記念 吉田博版画展」があった。
 山登りそのものが大変だった大正時代に、山中に何泊もして写生する気力に圧倒され、岩小屋での様子や幕営風景を描いた視点に新鮮さを感じた。
 
 なかでも「中房川奔流」「渓流」の水の表現に感動して、悪天候で転進した朝日連峰の中で似たような渓相の流れに出会い、スケッチブックに収めたことがあった。
 
 
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       上 : 「生誕百年記念 吉田博版画展」図録 1976年9月
 
 
 
 イヴォン・シュイナードがベンチュラにパタゴニアの店注)を開いて20年を記念してなのか、1991年版カタログの表紙には吉田博の「エル キャピタン」を採用した。
 節目の年に、写真ではなくヨセミテの版画で歴史的出発点を暗示したパタゴニア社のセンスに感心した。
 
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   左 : 今回の図録   右 : patagonia 1991 のカタログ
 
  図は「エル キャピタン」大正14年
  アメリカ・ヨセミテ渓谷にある花崗岩の一枚岩の名 高さ約 2800 ft
  高度感と傾斜が分かるこの構図を選んだ山を知る吉田博 
  左下のセコイアの木から直上するのが、1970年初登攀「曙光の壁」ルート 
 
 
 このカタログは原画の7割位の大きさがあり、再生紙の質感とも相まっていい雰囲気を出している。
 
 
 40年の間に、リッカー美術館は銀座から姿を消した。
 今年に入って、ソニービルの取り壊しが始まった。
 
 
 
   (注) 1971年に、前身の シュイナード イクイップメント社が
      開いた直営店。
 
 
 
    2017.9.27-28 エルキャピタンで大規模な崩落があった。
 
 
 

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